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ubuntuを高音質化

迷走しているが、DebianベースのMX Linuxをインストールしていたパソコンは、現在KLUE3.0とubuntu(Kubuntu)のデュアルブートになっている。 MX Linuxに大きな不満はなかったのだけど、再インストールしたい事情ができて、何となく上のようになった。 MX Linuxで試した高音質化の方策は、大半が流用できるので、そんなにムダはないし。 MX Linuxへの不満があったとしたら、起動時間が長いことくらいか。でも、切り替えたKubuntuもそこは速くないので、起動時間が変更理由ではない。 むしろ、MX Linuxからubuntuに移ったことで、今気がつく限りで、2つデメリットがあった。 標準のリポジトリから導入できるカーネルの選択肢が狭くなる。 テキスト・モードへの切り替え方法が、変わった。 MX Linuxだと、音楽再生に特化したLiquorixとRealTimeカーネルを、簡単に利用できた。 KubuntuのSynapticで漁ったところ、見つけられたのはLow ratencyカーネルが一つ。 テキスト・モードでの起動は、MX Linuxのときは、grub.cfgにtextと記述するだけだった。特定のカーネルだけテキストモードにできるところが便利だった。 Kubuntuの18.04では、textの指定は効かなかった。この方法は使えないようだ。 調べると、テキスト・モードで起動する方法はいくつかあるようだが、特定のカーネルだけ、というのは見つけられなかった。 また、しばらく使った印象では、Kubuntuはけっこうクセがあるので、他に乗り換えるかもしれない。 以下、手を加えたこと、試したことの項目一覧。 多くは途中経過。 BIOSで不要な機能を停止(CPUのハイパースレッディング、使わない端子等)。 スワップをさせない。 不要なサービスの停止。 不要なttyの削除。 Low ratencyカーネルの導入。 テキスト・モードでの再生。 カーネルのパラメータ(clocksourceとか)を変更。 CPUのクロック周波数を最低に固定。 割り込みの周波数を変更。 I/Oスケジューラのパラメータを最適化。 ALSAの設定ファイルを変更。 PulseAudioの設定ファイルを変更。...

MX Linuxで高音質化に取り組む

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MX Linuxで高音質化に取り組む Kona Linuxを入れていたThinkPadに、MX Linuxをインストールして、いくつか手を入れたところ、好感触だった。 KLUE3.0と比べて、パソコン直挿しヘッドホンではかなわないものの、外付け機器を通すと、MX Linux改の方が好ましかった。 というか、KLUE3.0の音は、今でも手が届かないくらい精妙に作り込まれたサウンドだけど、音楽の生気とか余韻みたいなものは、ある程度削ぎ落とされている印象。 それに対して、MX Linux改の音は荒削りだけど、外付けの機器につないだときに、スピーカーから音が伸びやかに広がる。 わたしが聴くジャンルは、9割以上クラシック。独奏だろうと歌劇であろうと、演奏空間の気配を聴き取りたい。 小音量でも、この気配があれば、それらしく聴こえる。いかに細部がクリアに響いても、この気配がなければ、作り物っぽく映ってしまう。 屁理屈を書くと、クラシックの実演って、解像度はそんなに高くない。 開発者のおっしゃるとおり、Kona linux 4.0 blackjackと比べたときのKLUE3.0の特徴は、「厚みと奥行きがある」「響きが豊かでふくよか」「柔らかい音」だろう。 とは言え、KLUE3.0の音質も、私の感覚で言わせてもらうと、端正で解像度が高いかわりに、平坦で薄めということになる。 外付け機器とつないだときに、そのことが一層意識される。 こう書くとKLUE3.0を否定しているように読めるかもだが、だとしたら言葉のチョイスを失敗しているかも。 あくまでも、音に対する嗜好の方向性の違いを言っているつもり。 趣味のことなので、クォリティの高低だけで割れきれないときもある。 せっかくMX Linuxという取っ掛かりを得たので、素人のDIY作業だけど、MX Linuxの音を磨くことにした。 MX Linuxをベースにした理由 当初、MX Linuxを採用したことに、大した理由はない。 これまで触ったことがあるLinuxは、Puppy以外は、Debian系列かubuntu系列だったので、その中からプレインストールされているアプリが少ないものを探していたら、MX Linuxを見つけた。 LubuntuとかXubuntuでも良かったけれど、過去に使った...