音楽再生専用のOSをSparkyLinuxに

音楽再生専用に使っているノートパソコンは、ほぼMX Linuxのテキストモードで使っていた。

起動に少し時間がかかること以外不満はなかったが、DebianをCLIで使えばいじゃないか、となるのは自然な流れ。

そのほうがよりマシン負荷が低くなり、音に良さそう。
あと、使わないソフトウェアが少ないほうが、容量を節約できるし、ソフトウェア更新頻度も下げられるし、動作が軽くなる。

現状で、求める機能は以下のようなもの。

  • リアルタイムカーネルが使える。
  • cmusが使える。
  • ネットにつながる(わたしのスキルで)。
  • USBで外部記憶を読める。
  • 音質向上のためのシステムファイルの書き換えが、わたしのスキルで可能。

DebianをCLIモードで再インストール

DebianにCLIモードというのがあるわけではなく、デスクトップ環境をインストールしなければ、自ずとCLIで使うことになる。

というわけで、Debianの10.4.0をインストール。


Debianのインストールでは、毎回必ずwifiでひっかかり、しかもバージョンによってひっかかり方が微妙に違っているけれど(そんな気がする)、毎回結果的にクリアできている。

今回も同様だった。インストールにかかる時間そのものは短いけれど、なんだかんだで半日近くが潰れてしまう。

一休みしてから、音楽再生環境を整えようとしたけれど、ちょっと無理っぽい。
プレインストールされていないものが多過ぎて、手に負えそうにない。

というか、1週間くらいかけて、ネットで調べながら試行錯誤すればたぶんできるのだろうが、それだけの根気はない。

そこで、CLI環境を作りやすい、Debianベースのディストリビューションを探すことにした。
CLIで使うということは、日本語化を前提としていないので(文字化けする)、探せば見つかるはず。


SparkyLinuxをインストール


CLIにこだわると、意外と選択肢はせまくて、諸条件を充たし、かつわたしのスキルで対応できそうなのはSparkyLinuxだけだった(見つけられなかっただけかも)。





多様な版が提供されていて、そのうちの一つ、MinimalCLI版をインストールした。
バージョン5.12で547MBと軽量。

インストールは意外と普通にできたが、念のため引っかかりそうなところを整理しておく。

  1. ISOデータをダウンロードし、USB記憶装置に入れる。
  2. USB記憶装置から起動する。
  3. コマンドnmtuiを実行し、wifiに接続する。
  4. コマンドsudo apt updateを実行し、その後sudo apt install sparky-backup-coreを実行する(5の操作をすると、4を実施するように警告される)。
  5. コマンドsudo sparky-installerを実行する(ここから本格的なインストール)。

後は、言語とかキーボードとかタイムゾーンとかインストール先とかを、順次対話形式で指定していく。
問われることはDebianやUbuntuのインストールのときとだいたい同じ。

最後に、デスクトップ環境をインストールするか問われる。わたしの場合はこれを拒否。
それで終了。

MX Linuxのテキストモードと同じ操作で同じことができるので、個人的には使いやすい。

コメント

このブログの人気の投稿

MX Linuxで高音質化に取り組む

低スペックの旧式ノートPCを、MX Linuxで高音質化①

ubuntuを高音質化