Linux Mintを19.3から20へ、自動アップグレード

Linux Mintの新しい長期サポート版20"Ulyana"が6月27日にリリースされていた。

現在のメインパソコンをLinux Mint19.3 Xfceで動かしていたが、すぐにアップグレードするつもりはなかった。細かな設定まで含めるとまる一日潰れるので。

というか、Linux Mintに対する思い入れはさほどではないので、長期サポート版をアップグレードするなら、ubuntu系のどれかに乗り換えようかとも考えていた(ちなみに、Linux Mintの前はUbuntu Mateを使っていた)。


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ところが、確か7月10日頃に、19.3から20に自動アップグレードしませんか、という通知が来た。
自動アップグレードできると思っていなかったが、すんなりいけば短時間で終わりそうなので、やってみた。

操作について特記することはない。通常のアップグレードより時間はかかるけど、難易度は大差ない。
面倒なのは、Timeshiftによるバックアップが必須(ただし回避できるし、その方法もMIntのサイトで示されている)だったことくらいか。
わたしのパソコンでは、Timeshiftにはファイルエクスプローラ(Thunarのこと)との相性問題があって削除していた。

何らかのトラブルを予期していたが、スンナリ終わって拍子抜け。
もっとも、単体のパソコンにLinux Mintだけを走らせるというシンプルな使い方なので、もともと低リスクだったのかも。


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アップグードから1週間超というところだが、自覚しているトラブルは、次の2つ。

  • Chromium Browserが消失。
  • GIMPが起動しなくなる。
この2つは対処済み。

Chromiumの方は、正確にはトラブルではなく、7月10日時点で、Linux Mint20に対応版が未提供だったようだ。それで、Linux Mintの自動アップグレード中に消えてしまったようだ(たぶん)。

要するに、Chromiumは、Linux Mintの公式なアプリケーションではない、ということなのだろう。でも、近いうちに対応されることだろう。

ちなみに、代替策としてungoogled-chromiumをインストールした。ChromiumからGoogle依存性を徹底的に除去、というのが売り。

インターフェイスはChromiumそのまんまだけど、いろいろ徹底排除された結果、操作性は落ちてしまっている(使いこなせていないだけかも)。もしかしたら動作は多少軽くなったかも・・・

GIMPの方は、純粋なトラブル。インストールは正常にできているし、desktopファイルからの直接の起動はできるのに、メニューアイコンをクリックしても反応しない。

いろいろチェックしていたら、
/home/q/.local/share/applications/
の中に、自動アップグレード前に使っていた旧バージョンのdesktopファイルが残っていた。ファイル名は新旧とも同じなので、それが干渉して起動できなくなっていた。
旧バージョンの方を削除したら回復した。


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気がついていないだけで、他でも問題が発生しているかもしれないが、今の支障なく使えている。
あっけないくらいスムーズに移行できた。

こうなると、Linux Mintとの御縁がもうしばらく続きそう。

もっとも、せっかくアップグレードをしたのに、わたしが使う範囲では、とくに向上を体感できていない。

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