SparkyLinuxで音楽再生環境を整える

SparkyLinuxをインストールした後、音楽再生に特化した環境のためにやったことを記録。


わたし自身は、何も見ないで使えるコマンドが数えるほどしかない、素人に毛が生えたような使い手。
ただし、音楽再生に特化するなら、限られたことさえできれば乗り切れるはず。


リアルタイムカーネルをインストール

以下を順に実行する。
  • sudo apt update
  • sudo apt install linux-image-rt-amd64
ちなみに、音楽再生するだけなら、linux-headers-rt-amd64は不要。


音楽再生アプリをインストール

aplayは、もちろんプレインストールされている。
シンプルという意味では理想的だけど、わたしにこの操作感(すべてをコマンドでやる)はつらいので、馴染んでいるcmusをインストール。
  • sudo apt install cmus
ちなみに、cmusは音の好みで使っているだけで、おすすめするつもりはない。操作性とかは好きではない、というか、わたしの使い方ならもっとシンプルな方がよい。


ファイルマネージャーをインストール

音楽再生に直接関係しないけれど、ファイルマネージャーはほしい。
使い慣れたMidnight Commanderをインストール。
  • sudo apt install mc


困ったときのために、Ubuntuもインストール

同じパソコンに、Ubuntuもインストールしている。

Ubuntuを立ち上げて、Thunarとかのファイルマネージャーをルート権限で起動すると、SparkyLinuxのディレクトリを覗けるし、ファイルの編集もでる。

複雑なことをやるときGUIを使いたい人にはおすすめ。

ただし、これをやることで、新たなトラブルを抱え込むリスクがある。
経験の範囲内で言うと、grub関連のトラブルがとくに心配。

ちなみに、こちらの環境では、SparkyLinuxとUbuntuとの相性問題は、今のところない。


ALSAの設定

SparkyLinux導入と言うか、CLI環境を整えるときに、一番手こずったのがこれ。

最近のバージョンのDebian、Ubuntu系のGUI環境では、もうPulseAudioが不可欠なものとなっています。
その分、使い勝手も良くなっているし、いろいろと自動で設定してくれる。

SparkyLinuxのCLI版にPulseAudioは入っていないが、インストールは簡単にできる。
しかし、こちらで想定している使い方だと、PulseAudioの機能は不要なので、導入しないことにする。

そのかわり、ALSAの設定が必要。

と言っても、パソコン内蔵のサウンドカードを使うなら、設定と言うほどのことはない。おそらく、AlsaMixerの使い方を覚えるだけ。

わたしの場合、USB-DACを使いたかったので、じゃっかん手がかかった。
USB-DACの方を、デフォルトのサウンドカードに指定する方法は?というところで。

次のようにしたら解決。
  • /etc/modprobe.d/alsa-base.confを開くか新規作成する。
  • 以下のように記述し、保存⇒再起動。
options snd slots=snd-usb-audio,snd-hda-intel
options snd-usb-audio index=0
optioins snd-hda-intel index=1

こう設定すると、常にUSB-DACが使われる。

GUI環境だと、オーディオミキサーで簡単に設定できるのだが、こちらの方は意外と面倒だった。

その他のこと

音を出すだけなら、ここまででなんとかなるはず。

その他で気がつくことと言えば、外部記憶装置を認識させるコマンドはよく使う。
  • mount
  • umount
ちなみに、電源OFFは、パソコン本体の電源ボタンを押すとシャットダウンされる設定になっている(/etc/systemd/logind.conf)。

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